学習について

 1年間を5月~9月の前期と9月~2月の後期の2つの学期に分けて授業・試験を行いそれぞれの学期で単位認定します。通信制ではスクーリング(面接指導)もありますが、生徒が主体的に教科書・学習書を読み、自学自習で学んでいくシステムになっています。

 

(1)スクーリング(面接指導)について:全日制・定時制高校の授業にあたります。

 前期は5月~7月、後期は9月~12月の日曜日または水曜日にスクーリングがあります。回数は前後期ともに10回程度です。受講する科目に必要な回数以上出席すればいいのですが、必要な回数は、多い科目は10回・8回、少ない科目は2回と各科目でばらばらです。
 スクーリングではレポートの解説をしたり、解答のヒントを教えたりしますので、できるだけ毎回出席しましょう。

 出席回数が不足の場合、試験を受けることができなくなり、履修が認められません。

(2)レポート(報告課題)について

 宿題のようなものですが、必ず提出期限までに提出し、合格する必要があります。

 枚数は多い科目で前後期各6枚です。提出期限は前期は5月末・6月末と7月中旬、後期は10月末・11月末と12月中旬です。月に2枚ずつ提出する科目もあります。

 最終合格期限(前期は6月末と7月下旬、後期は11月末と12月下旬)が設けられていて、期限までに全部のレポートを合格することで試験を受けることができます。

 レポートを完成させるためにも、できるだけ多くスクーリングに出席するようにしましょう。

(3)試験について

 定期試験に無断で欠席すると履修が認められません。必ず定期試験を受けましょう。どうしても欠席しなければいけない理由がある場合は、「届け出」をして「許可」をもらうようにしましょう。

 試験前に期末講習が行われます。大事なところを解説したり、わからない箇所を質問する時間ですので、できるだけ出席しましょう。なお、期末講習は(1)のスクーリングの回数に含まれます。

 試験は100点満点の40点以上得点すれば合格となります。

(4)卒業・転編入について

 卒業までに74単位修得する必要があります。

 転入学・編入学した場合は、前の学校で修得した単位は全て卒業単位に含まれます。

 本校では、1年間に30単位まで修得することができますので、前の高校で14 単位以上修得した人は卒業まであと最低2年間、44単位以上修得した人は最低1 年間の在籍で卒業することが可能です。ただし、体育等の単位数によっては在籍の期間が延びる場合もあります。

(5)スクーリング日について

 スクーリングは日曜日と水曜日に実施しています。

 日曜日に仕事等でどうしても出席できない人だけ、「スクーリング日変更願」・「就業証明書」を提出し、許可をもらってから水曜日のスクーリングに出席することができます。